川遊びは危険!子供を水難事故から守るために知っておくべき5つの注意点。

美しい渓谷

アウトドアシーズン真っ盛り。みなさん楽しんでますか?

しかし、近年はアウトドアを楽しむ気力さえも削がれるほどの暑さでイヤになりますねー

我が家もそうですが、子連れのファミリーでも、夏場は川遊びができるフィールドをチョイスする人が増えているようです。

このブログ内でも、夏場は渓谷などの川遊び情報の記事にアクセスが集中します。

まっつん(猿ver)サムネイル
それに、歳をとってくると、海はちょっとキツイ!笑
まっつん(カフェver)サムネイル
そうそう、ほぼ川遊び一択になる(苦笑)

しかし、悲しいことに毎年この時期になると、必ず耳にするのが「水難事故」のニュースです。

しかも、子供の水難事故は「ほとんどが川遊び」

今回は、そういった事故が起きないようにするために、子連れで川遊びをする皆さんが気をつけるべきことや、事前に用意しておいた方が良いものなどを紹介したいと思います。








1.ライフジャケットは必須装備です!

ライフジャケットを着用した娘

子供の川遊びぐらいで「わざわざライフジャケット?」と思う方もいるかもしれませんが、前述した通りで、子供の水難事故の多くは川で発生しています。

これは、海に比べて、川の方が子供だけで遊んでいるケースが多いことも含め、川の危険性を親が甘く見ていることに起因しているように思えます。

子供を命を守るのにやりすぎなんてありません。

ライフジャケット=命を落とす確率を格段に下げる

川の危険性などは後述していきますが、何は無くともライフジャケットだけは必ず用意してください。

万が一があったときに、ライフジャケットを着用していれば、水面から顔が出るので、呼吸もできますし、周囲からの声も届くので、本人もパニックなどにならず、冷静に対処がしやすくなります。

また、救助する側にとっても、救助自体はもちろん、要救助者の目視などもしやすくなります。

ライフジャケットは命を預ける道具なので、適当に選んだりせず、以下のポイントを守ってきちんと選びましょう。

  1. 体に合ったサイズを選ぶこと
  2. 信頼できるメーカーのものを選ぶこと

マリンスポーツに特化した国内ブランド「AQA」のライフジャケットは、RAC(川の指導者を育成する、国の認定団体)の公式認定品となっているので安心です。

▼〜3,4歳ぐらいまで(体重目安:15kg以下、胸囲目安:50cm以下)

▼4,5歳〜小学生ぐらいまで(体重目安:15~40kg、胸囲目安:45~75cm)

また、救助に向かった保護者も溺れてしまうことも多いので、必ず大人用も用意しておきましょう。




2.シューズも意外と重要です!

シューズについては見落としがちで、クロックスやビーチサンダルなどで済ませる方が多いように思います。

しかし、脱げやすいとそれに気を取られて注意が散漫になりますし、サンダルが流されてそれを追いかけた結果、事故に発展するというケースも少なくありません。

また、川底に落ちていてるちょっとしたゴミや流木などでも、足を切って怪我することもあります。

シューズ選びのポイントは以下の通りです。

  1. つま先やかかとがきちんと保護されているもの
  2. ホールド性があって脱げにくいもの
  3. 排出性があって水抜けがよいもの

▼水遊び用のマリンシューズなら安心です。

▼大人用もあります。

▼KEENのサンダルなら、普段使いと兼用でいけるので、個人的にはおすすめです♪




3.予め危険な場所を把握して近寄らせない!

川は、端から見ているより、実際は流れが早かったり、猛暑でも水温はすごく冷たかったりと、想像している状態と違うことが良くあります。

そのため、現地に着いたら、子供を川に入れる前に、先に保護者が実際に川に入ってみて、川の状態や周囲の状況をよく確認してください。

その後に、子供と一緒に川に入って、流れの速さや水深から危険だと思われる場所を共有するようにしましょう。

その際、子供はいざというときに、臨機応変な判断をすることできないので、「あっちの方は行ったらダメ」というような曖昧な言い回しではなく、その場まで連れて行き「ここから先は行ったらダメ」と明確なルールにして伝えることが重要です。

川の流れは地形や構造物などにより、予想もしない状態になっている箇所があります。以下にまとめておきますので、よく頭に入れておきましょう。




深いところ

川の地形は複雑で、急に深くなったりする場所があります。わかっていても、突然足がつかなくなるとパニックなりやすいので、深みがあるとことは避けましょう。

こんな小さな滝壺でも意外と足がつかないほど深かったり。
小さな滝壺でも意外と深いケース




川幅の狭いところ

川幅が狭くなっているところは、必ずと言っていいほど流れが早くなっています。

このような大きな岩と岩の間なども流れが早くなります。
川幅が狭くなると流れは早くなる

また、川幅が狭いと、増水したときは、一気に水位が上昇しやすいので注意が必要です。




カーブしているところ

川がカーブしている場合も、外側は流れが早くなりますので、注意が必要です。




危険を示す掲示板があるところ

「危険」や「立入禁止」などの看板などがある場所は、どれだけ安全そうに見えても、必ず看板を設置している理由があります。




人工物があるところ

人口物があるところには必ずと言っていいほど危険が潜んでいます。

水制
水制とは水の流れを減衰させるためのコンクリートの構造物で、テトラポットなどもそれに当たります。川の流れが岸を浸食する場所や、堰堤の下流部に設けられていて。この周辺や内部は水の流れが複雑で、隙間に挟まったり、吸い込まれる危険があります。
橋脚
橋脚の周辺は複雑な流れが発生して、渦に巻き込まれたりすることがあります。
取水口
農業用や発電用など様々な取水口がありますが、取水口周辺は引き込まれやすく、一度引き込まれてしまうと抜け出すことが困難になります。
堰堤
川を横断して設置されている堰堤の直下では、上流の方向に反転する強力な流れが発生し、そこに入ると抜け出せずに溺れる可能性が高いです。



白泡の発生しているところ

滝壺や堰堤など、主に落差のあるところで白い泡が発生しますが、そうしたところはライフジャケットの浮力を奪ってしまうため、ライフジャケットを着用しているからといっても、近づいてはいけません。




4.川の状態にも注意が必要です!

川の状態(水量、水流など)は、天候などにより急激に変化するので、安全だと思って遊んでいた場所でも、あっという間に危険にさらされて、水難事故につながることがあります。

状況に応じて、冷静に判断できるようにしておきましょう。




事前に天気や川の情報はチェックする

1週間ぐらい前から、天気予報をしっかりチェックしましょう。

  1. 当日が雨予報なら、中止または計画の変更をする
  2. 当日は晴れ予報でも、直近で雨が降っている場合は、降雨量によっては、予め管轄の役所などに問い合わせして情報収集する



当日も天候に対して細心の注意を払う

夏場は、積乱雲の発達などにより、急に雨が降り出すことが良くありますが、特に渓谷などの山間部は天候がコロコロと変わりやすいので、常に天気は気にかけておく必要があります。

まず、その場で雨が降ってきた場合は、直ちに安全な場所に避難してから様子を見ましょう。

「小雨だし、まだ大丈夫だろう。」という考えは、手遅れになる可能性があるので絶対にしないでください。

また、その場が晴れていても、上流や流域の局地的な雨による増水で、一気に水位が上昇することがあります。

その場合は、以下のような兆候をできるだけ事前に察知できるようにして、早めの行動を心がけましょう。

  • 上流側の空が暗くなったとき
  • 落ち葉や枝などが流れてきたとき
  • 水が濁ってきたとき
  • 雨がふりはじめたとき
  • 雷が聞こえたとき



ダムの放流

上流にダムがある場合は、放流が実施されたのを気づかずに川にいると危険なので、事前に放流情報を確認し、遊んでいる最中も放流を知らせるサイレンなどに気付かないことがないように注意しましょう。




5.意外な低体温症にも注意が必要です!

夏場の川遊びで、まさか低体温症になるとは思わない人がほとんどだと思います。

しかし、渓谷などの水は想像以上に冷たく、特に子供は遊ぶことに夢中になるので、自分の体が冷えていることに気づかずに低体温症を発症することがあります。

唇が紫になって、ブルブル震える子供を見たことありませんか?

これは低体温症の初期症状で、この時点で運動機能や思考力は少なからず低下しています。

この状態で気づかずに遊んでいれば、事故が起こりやすいのは当然です。

長い時間、川で遊ばせる場合には、こまめに休憩をとらせて、その際に顔色や体温を確かめると同時に、保温もするようにしましょう。

▼ウェットスーツは保温性が高いので、冷えから体を守ってくれます。

▼ラッシュガードでも多少の保温ができます。

もし、低体温症を発症していたら..

唇や指先が紫になっていたり、震えが止まらない状態のときは、低体温症を発症しているので、以下の要領で保温に努めてください。

  1. ラッシュガードなどの上着は脱がせる
  2. 体の水気を拭き取る
  3. 乾いた上着やバスタオルで体を被う



最後に:子供を守ってあげられるのは大人しかいません

楽しい夏休みのイベントも、準備や注意を怠ると、一転して悲しい事故を招いてしまいます。

何も知らない子供たちは、大人が守ってあげなければいけません。決して過保護にしろということではありません。

正しい知識を持って、よく見て、よく教えて、よく注意してあげることが大切だと思います。

そうすることで、子供たちも安全に遊ぶためのスキルを少しずつ身につけていき、子供たちが自然と触れ合う機会を守っていくことにも繋がると思います。

どうぞ安全に川遊びを楽しんでください。