[中級者向け]大崩山の「三里河原」は稀に見るジャブジャブ天国♪

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最終更新日 2019.4.24

2019/4/20追記
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現在、三里河原コースは豪雨災害による登山道崩落のため「通行不可」です。詳細は以下の通りです。

五葉の尾~吐野手前の沢の間で3か所崩落しています。今回は登攀具で安全を確保したうえで通過しましたが、一般登山のレベルを超えています。登攀具無しでの通行は自殺行為です。象岩トラバースのワイヤー無しをイメージしていただければわかりやすいかと思います。なお、崩落個所は森林生態保護地域のコアであり、整備するのにいろいろと許可申請等が必要でしょうから、復旧にはかなりの時間がかかると思います。非常に残念ですが三里河原へは当分の間行けないでしょう。また何か進展がありましたらお知らせいたします。
祝子川美人の湯のFacebookページより引用

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ここしばらくで子連れで川遊びが楽しめる川や渓谷を紹介してましたが、今日は登山中級者以上にしかおすすめできない川遊びスポットをご紹介したいと思います。

そこは九州で山登りをされる方ならご存知の方も多い大崩山の「三里河原」です!




大崩山って言ったらやっぱり湧塚?

大崩山は宮崎県の延岡市に位置し、祖母傾山系などともに祖母傾国定公園に指定されていて、昨年(2017年)6月には「ユネスコエコパーク」にも登録されるほど自然が豊かな山域で、九州最後の秘境とも呼ばれています。

百聞は一見にしかず、まずはこのPVを見てください。

この映像の中でもやはり目を引くのは湧塚(ワクヅカ)と言われる岩峰群で、他の山域ではまず見ることができない雄々しいその姿は、誰もが感動する景色だと思います。

実際に初めて大崩山を訪れる登山者は、湧塚を手前から見上げる位置の袖ダキ展望所を目指す方がほとんどです。そういう意味でも湧塚は大崩山の代名詞とも言える存在です。

もちろんぼくも湧塚の景色は絶対に一度は見て欲しいものだと思っているので、まだ大崩山に行ったことがない方は、ぜひチャレンジしてみてほしいと思います。

※大崩山は遭難事故が絶えない山ですので初心者だけでは絶対に行ってはいけません。




夏場の大崩山なら湧塚より「三里河原」が断然オススメ!

まあ行ったことがなければ、そう言われても湧塚に行きたくなるのが普通だと思います。インパクトがすごいのでw

しかし!湧塚も三里河原も2回ずつ行ってるぼくは、夏なら断然三里河原をオススメします!

なぜなら!
こんな秘境でジャブジャブが楽しめるところは他にないから!

クライミング装備で本格的な沢登りをするのではなくて、登山道から沢に降りて、そのままの格好でジャブ樹部沢の中を歩けるって実は滅多にないです。

すぐに滝に行く手を阻まれたり、足場の悪い岩場を登ったりと、簡単には歩けないことがほとんどです。川の上流になれば当たり前のことですが。

駐車場に停めてすぐそこにある渓谷も手軽でいいですが、やっぱり自然の中を歩いて奥深くに潜む渓流をジャブジャブ歩くのは格別です。

百聞は一見にしかず、写真を見てもらえればわかるはず!

三里河原の序盤に現れた幻想的な光景。

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大崩山登山口から90分~120分程度で三里河原につきますが、上の写真は三里河原の序盤で、朝の8時台ということもあり、朝の柔らかい日差しが幻想的な演出をしてくれました。

目を疑うような神秘的な光芒。

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このあたり(中盤)はフラットな1枚岩の上を歩きます。

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大きな倒木の上を歩いてみたり(撮影のために登っただけ)

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上の写真に写っているように、一般的な河原と同じように石の上を歩くポイントも多いです。

こんな滝を見ながら食べるおにぎりは最高です。。

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上の写真はモチダ谷という谷との合流地点です。三里川原に入ってから1時間ぐらいでつきます。登山口からだと150分~180分ぐらいですね。

初めてなら、

スパスパと切れたような大きな岩の上を水が流れる。

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このあたりはモチダ谷の次に出合う中瀬松谷付近だったと思います。(うろ覚え)

みんなでジャブジャブは最高に楽しい!気持ちいい!

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写真見てたら行きたくなってきたので、写真はこの辺にしておきましょうかねw




祝子川は全国で屈指の水質

登山口やその手前からずっと三里河原へ続いている川は祝子川と言いますが、祝子川は五ヶ瀬川水系に含まれます。

その五ヶ瀬川水系はなんと全国で「水質が最も良好な河川」に5年連続で選ばれているんです。

「水質が最も良好な河川」は全国に109ある一級水系の中から毎年20前後の水系しか選ばれません。それだけ祝子川は綺麗な川なのです。

五ヶ瀬川水系の中でも特に五ヶ瀬川と祝子川が綺麗だとよく聞きます。

実際に行けば透明度が高いことはよくありますし、ヤマメなどの魚はよく見え、その綺麗なせいでヤマメは人間にすぐ気がつくので釣るのがすごく難しいらしいです。(漁には遊漁券が必要です)

ドボンできるポイントも要所にありますが、水質が悪いと躊躇うドボンも祝子川なら喜んで飛び込んじゃいますよねー

ただし、水の冷たさも一級品なので気をつけましょうw

それとそれだけ綺麗な川だからというわけではありませんが、ゴミやトイレなどマナーはきちんと守りましょうね。




三里河原散策の装備について

大崩山登山口から三里河原までの道のりは難所もある登山道です。ロープもあれば、梯子もあるし、足場の悪いトラバースもあります。

登りは少ないですが、登山のシューズや服装などは登山装備が必要です。

また、三里河原は川の中を歩かず、岸のルートをとることができますが、夏に三里河原に行くならジャブジャブしないのはもったいないので、滑りにくいサンダルか沢靴を別で持っていきましょう。

それと川原は涼しく、寒くなることも多々あるので、夏でも長袖の上着を持って行ったほうが安心です。

荷物の防水については各自の判断で良いと思いますが、転倒したり意図的に水に浸かったりしなければ、荷物を濡らすことはないと思います。




夏の大崩山は午後は必ず雨が降る。

これはぼくも体験してますし、祝子川温泉「美人の湯」にいらっしゃる大崩山マスターの方からもそう聞いてます。

どれだけ晴れていても、夏場はほぼ毎日午後に雨が降ります。時間の前後はありますが、夕立ではなく、かなり早い時間から雨が降り始めます。

レインウェアは「登山の三種の神器」に含まれますが、夏の快晴登山にレインウェアを持っていかないという人は多いと思います。

レインウェアを持っていくかは置いといて、最終的に雨に振られても支障のない準備が必須です。




大崩山登山口への下山は日没が早い。

夏場は日が長いので、下山時刻をルーズに考えがちですが、大崩山登山口への下山ルートは西日が大崩山に遮られるので、地上より暗くなりはじめる時間が極端に早いのです。

ただでさえ道迷いが大崩山で日没を迎えたらヘッドランプがあっても非常に危険です。

雨の件も含め、無理のない登山計画を着実に実行するようにしましょう。




まとめ

大した解説はしていませんが、とにかく三里河原は魅力的であることは写真でなんとなく伝わったと思います。

しかし、矛盾するかもしれませんが、誰にでも気軽に行ってみてほしいとは思っていません。なぜなら大崩山は魅力の多さと同じぐらい難易度もそれなりに高い山だからです。

大崩山はほんの10年ぐらい前までは、山行中に人に合うことが滅多にないほど登山者が少ない山だったそうですが、今ではインターネットでの情報などで大崩山の魅力を知って訪れる登山者が増え(ぼくもその一人です)、週末ともなれば必ず登山口には数台の車をみかけるようになりました。

大崩山の登山口の近くにある「祝子川温泉 美人の湯」のスタッフの方は言います。「十分な登山の技術や知識を持たずに、安易に大崩山に入る登山者が多すぎる。」

その結果、遭難事故などが絶えず、もちろん死亡事故なども起きています。

また、一概には言えませんが、そういった人たちはマナーを守らない人も多いようです。山小屋付近では直火で焚き火をして後片付けもせずにそのままだったりもあったようです。

だから、もしこれを見て、三里河原に限らず、もし大崩山に行ってみようと思った方がいらっしゃれば、慣れている方に連れて行ってもらうか、そうでなければ、事前に下調べをきちんとして、安全な山行計画を立ててから行くようにしてください。

ちなみに祝子川温泉美人の湯の方に相談すれば、色々と教えてくれると思いますし、有料でガイドなども受けてくれるはずなので、不安な方は相談されてみたら良いと思います。

ぼくも一度は沢登りでお世話になってみたいと思ってます。

2018年の夏も残りわずかですが、まだまだ川遊び、水遊びを最後まで満喫しましょう!