登山届の現状と普及へ向けて・・

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最終更新日 2018.6.1

ぼくはSNSや山仲間の繋がりで、第三者と色々な人と山に登る機会があるけど、
そのほとんどの人たちが揃いも揃って登山届を提出してるのを見たことがない。

日本山岳ガイド協会の資料によると、
登山届の提出提出率は10〜30%らしい。(地域差あり)
ぼくの周りに提出している人がほとんどいないわけです。

実際に数字が公開されている例で言えば、2014年に御嶽山が噴火した際は、
死者・行方不明者63人のうち登山届を提出していたのは11人だったそうです。

今年8月には、宮崎県の大崩山で会社員の男性が滑落死する事故がありました。
入山した翌日から捜索活動が開始されたが、結局発見されたのはその3日後。
遭難からは4日経過、つまり俗に言う「72時間の壁」を越えられなかった可能性が高い。
もっともこの事故は滑落が遭難の直接の原因と思われるものなので、
それ以前に死亡していた可能性もありますが、滑落して即死ではなかったかもしれません。

そして、登山届は提出されていなかったという。

男性は大崩山登山後に帰省すると家族に伝えていたそうで、
心配した家族から通報を受けた警察が翌日から捜索を開始するも、
登山届の提出がなく、通過ルートすらわからずに捜索は難航したと思われます。
最終的に僅かな目撃場などから発見に至ったそうですが、
もし登山届が提出されていれば、少なからず発見までの時間は短く済んだはずです。

だからこそ登山届は「命を守るザイル」などと言われているのです。

また、捜索活動に余計な時間をかけさせないためにも提出すべきだと思います。
どんな場合であっても遭難しないと言い切れる山行は決してないのだから。

ぼくが10代で車の免許を取りたてだった頃、
若者の間では「シートベルトをするのはかっこ悪い」という風潮がありました。
また、大人でも「邪魔くさい」とか「窮屈」だと言って、していな人も多かったです。
その当時もシートベルトの着用義務はありましたが、浸透してなかったわけです。

今はどうだろうか。取り締まりが厳しくなったこともあるのだろうけど、
シートベルトをしない人がいたら「格好悪い」とか「恥ずかしい」と思いませんか?

ぼくは登山届についても同じように、提出しない人がいたら、
みんなから「格好悪い」「恥ずかしい」と思われるような時代が来て欲しいと思う。
全国的に義務化が進めば良いけど、そう簡単にはいかないと思うので、
ぼくはその啓蒙活動をこういった発信をすることで続けていきたいと思います。