登山道やテント場でのゴミ処理について

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最終更新日 2018.6.19

先日、山友から坊ガツルの炊事棟の流しに、
大量にゴミが捨てられていたとこんな画像が送られてきた。


うーん、これはちょっとひどい。。

そうなんです。わかってないだけだと思うんです。
自然を愛する人に「別にゴミぐらいいいじゃん」なんて思ってる人はいないはず。
と信じたい…

登山道にポイポイゴミを捨てる人なんてそんなにいないし。
坊ガツル以外でテント泊したことない人とか結構いると思うんです。

あそこはトイレがちゃんとあったり、法華院で温泉に入れたりするもんだから、
「食べかすや食材のカスをちょっと流すぐらいなら…」
って思ってしまう人がいるのかもしれません。

まぁとにかく、
「残飯や食べかすなども全て持ち帰ってください。」
みたいな注意書きがあるだけでも違う気がするんですよね。

ちなみに山中にゴミやこういった残飯などを捨てるとどういうことになるか、、
一つは当然ながら環境保全、自然保護に支障をきたします。

カップラーメンの汁や残飯ぐらい…と思ったりするかもしれませんが、
現代人が食べているものは自然界には存在しないものが多いので、
そーいったことが増えれば、長い間その土地で育まれてきた生態系を壊してしまいます。

今の時代は排泄物すら簡単には分解されず、自然に還るにはかなりの時間を要するので、
排泄物でさえ携帯トイレを常備して持ち帰るという時代になりつつあります。
(この山でのトイレ問題はまた後日書きます。)

そして、残飯の場合はこれだけにはとどまりません。
人間の自然破壊により、山には動物が食べるものがどんどん減っています。

それらを狙ってくる鳥や動物が害獣扱いされる可能性だってあります。
人間が動物たちから環境を奪っているくせに、残飯を狙ったら今度は邪魔者扱い。
ずいぶん勝手な話です。

まぁあとは本当に自然を愛し、その未来を危惧しているなら、
文句ばかり言ってないでぼくらもそれを持ち帰るぐらいの協力が必要ですよね。

特に坊ガツルなんかは無料で利用させてもらっているんだから。
その有り難みを考えれば、そのぐらいはあたり前のことのような気もする。

よくある話で言えば、きれいに整備された登山道とかについても、
誰かが苦労してして整備していることを忘れちゃいけない。とか言ってるのを聞くけど、
感謝するだけなら誰でもできるし、何も協力しないのなら感謝しなくても同じなので。

だからぼくは、最近は登山道でゴミを見つけたら拾うようにしてますが、
まだまだ見過ごしてることはたくさんあるはずなんです。
今回の件は「もっとできることがあるだろ。」という自分への戒めにしようと思いました。

ちなみに山中で出たゴミはスーパーなどのビニール袋に入れている人が多いと思いますが、
どうしても汁物とかコーヒーのドリップバックのゴミは水分があるから、
袋に入れてもザックの中に入れるのためらいません?
ビニール袋の外付けはかっこ悪いし。。

そんな時はモンベルのガベッジバッグ!
シーム処理してあって防水なので多少ならまず漏れてこないし、
外付け用のバックルがついているのでザックに入らなくても問題なし!

ぼくも周りの山友もみんな使ってます!超絶おすすめです!

気づいた人からはじめなきゃ。
山好きが山を守らずに誰が守ってくれるものか。